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スキル読本『3つの仕事力』

3つの仕事力
創教出版 (1,000円+税)ご購入はコチラから

平成27年に発行された保育者のためのスキル読本『3つの仕事力』の著者である中山正人さん。本書を作成するにあたって感じたことなどを振り返り、お話いただきます。

中山正人さん(公式ホームページはコチラ
大学卒業後、25年以上にわたり民間企業(化学繊維メーカー、繊維関係上場企業など)で、人事、新事業の企画、企業買収、米国ベンチャーとの提携などに従事。私立大学(大阪)のキャリアセンター責任者(兼非常勤講師)を経て、2010年Office G&Cを設立。効率的に仕事をする「ワザ」を、幼稚園・保育園、病院、企業、自治体へ研修やコンサルティングを通じて提供している。

ビジネスだけで割り切れない幼保の現場

―民間企業で新入社員から役員までを経験するなど、ビジネス界で奮闘されてきた中山正人さん。保育の先生に直接伺える機会があったからこそ『3つの仕事力』というスキル読本ができあがったという。

私自身の体験や数々のビジネス研修の中で培ってきた現場の声などがベースになっていますが、保育のスキルというものを考えはじめた時に、まずビジネスの現場で起きていることが保育の現場でも起きているのか、そのままスキルを当てはめて考えられるものなのか、といった疑問がありました。
じつは書籍を発刊する前に、保育の先生向けの仕事力研修の依頼が継続的にありました。そこで折に触れて、全国の様々な地域の先生方から「保育現場でのこういうことが知りたい」「こんなことが起きている」といった声を直接伺えたというのは大きいです。

―「現場ですぐ使えるようなリアルさがないと、意味がないと感じた」という中山さん(写真は仕事力研修の一場面)。近頃のリモートワークにおいても、3つの仕事力は基礎基本であることを実感されている。

近頃、リモートワークに取り組む企業が増えていますが『3つの仕事力』でお伝えしていることを実践しているとうまくいきやすいかと思います。たとえば、リモートによる代表的な悩みの2つ。ひとつめは、コミュニケーションが薄くなるという点。2つめは、部下からみると「こんなに仕事をしているのに、上司がわかってくれない」とか、上司からみると「部下のやっている仕事がわからない」といったような、仕事の進め方に関することです。
ひとつめに関しては、普段から指示の仕方が明確で、受け取る側も正確に聞くことができていれば、リモートにおいても仕事は進んでいくと思います。むしろ、わからなかったら都度確認できるからという感覚で、いままでいい加減にそれらを行っていたら困った状況に陥ってしまうわけです。2つめに関しても、普段、何となく忙しそうな姿を見て(見せて)、互いに理解できていると安心してきたのではないでしょうか。しかし大事なのは、仕事の内容や進捗などについて、必要なことをほんとうに見て(見せて)きたか、判断の材料を確認してきたか、といった視点ではないでしょうか。
これら2つの視点があれば、いままでの仕事が一部リモートワークになっても、うまく進めていけるのではないでしょうか。「普段から基本的な仕事力が身についているかどうか」は、リモートワークという状況下でさらに浮き彫りになってきたように思います。働き方もかわってくる中で、これからも「生産性」をキーワードに組織で効率的に仕事をする「ワザ」を捉えていきたいです。

本の紹介
どのような仕事(職種)にも共通して求められるスキルがあります。保育の世界で特に着目した「仕事力」が、マナー、顧客対応(保護者対応)、時間管理です。ある研修に参加された保育の先生方に仕事の悩みを聞いたところ、驚いたことに、出てきた悩みの実に7割が、実は保育そのものではなく、「仕事力」に関することでした。本書は「職場の作法」「コミュニケーション力」「時間力」の3つの切り口から、保育の先生のよくある日常を切り取って紐解きます。仕事をスムーズに進めることで、子どもたちの保育に、より多くの時間を注げるように。「百聞は一見に如かず」です!

3つの仕事力
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